むかわ町の木
「アカエゾマツ」

　北海道全域に分布しているエゾマツ（クロエゾマツ、アカエゾマツ）は、高さ４０ｍ、幹の太さ２ｍにもなる高木の針葉樹です。昭和４１年（１９６６年）、道民の投票により北海道指定の木に選ばれました。
　そのなかでもアカエゾマツはより丈夫な木であり、高さもエゾマツより大きくなることはないため、盆栽や生垣、建築材や家具材、ピアノの響板やヴァイオリンの甲板として使われるほか、一般家庭用のクリスマスツリーとしても使われています。ここ北海道むかわ町ではイチイとならび、合併前の旧穂別町の時代からアカエゾマツが町指定の木となっています。
　マツ特有の香りに加え、近年はアカエゾマツの葉から精製される精油に強い抗菌作用があることがわかっています。この性質を利用して、アロマオイルとして活用されてきています。

むかわ町と恐竜をイメージした
アカエゾマツの香り

　むかわ町穂別ではハドロサウルス科の恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」（通称むかわ竜）が発見されていることから、今回、アカエゾマツのアロマオイルの香りをメインとした、恐竜時代を思い起こすことができるようなミストの開発に取り組みました。
　この「カムイサウルス・アロマミスト」の香りの変化については上の表をご覧ください。製造者であるプロモツール株式会社（東京都文京区）の複数サンプルを町内外の来訪者３００人以上にテストしてもらい、それらサンプルをさらに組み合わせた複雑かつ爽快な香り商品ができあがりました。
　恐竜時代の風景が思い浮かぶような森林の香りが心地よいこの「カムイサウルス・アロマミスト」をぜひご家庭でお試しください。ビンの色はブルーとブラウンの２色からお選びいただけます。